筆者は現在、車の運転をする仕事に就いています。
毎日・決まった場所を・決まった順番で巡回するという内容です。ほとんど業務内容が変わることはありませんので、ほぼ毎日おなじことの繰り返しです。
ですが、車の運転なので状況に応じて対応が必要ですし、少しのミスが事故につながってしまう恐れもあります。
大型ドライバー歴20年超の先輩から「ミスから事故に繋げないコツ」を教えてもらいました。
今までそれなりに生きてきたけど、ちょっと目からウロコの良い話。
わかってしまえば「そりゃそうでしょ」的な話だけど、まだ知らない人は知っておいても損はないかな。
仕事での「あっ!!、やっちゃった…!」。忙しい時に限ってやりがちですし、後始末で時間・体力・精神力を消費してしまいます。
いくら慣れていても必ず起こる事ではあるのですが、できれば回数は少なく・影響は軽くしておきたいですよね。
ちょっと思考のクセを付けておくだけで、良い方向に変化するかもしれません。
全ての環境で活かせる思考ではないのですが、参考になればうれしいです。
ミス減少の2つの思考
- 自分のペースを掴み、平均的に仕事をこなす。
- いつもと何か違うこと・違和感を感じたら、「何かあるかもしれない」と気を引き締めて一段と気を付ける。
これだけだとわからないので、以下で解説していきます。
自分のペースを掴み平均的に仕事をこなす
「自分のペースを掴み平均的に仕事をこなす」と聞いただけだと、「マイペースにやっていればいいってこと?」と感じると思いますが、半分正解です。
ちなみに教えてくれた先輩は、穏やかな人柄のマイペース人間です(笑)
仕事の基本のキですが、安全は何よりも優先されなければなりません。
忙しい・遅れている時はいつもより意識的に「急いで事故を起こすより、安全・確実にミッションを遂行すること」を考えましょう。
普段からそういった事態にならないよう、日々の工夫が重要になります。
どうすればプレッシャーを少なくスピーディーにこなせるか、無駄な作業や動きはしていないか、長年の慣習だけで非効率なものはないか、など見直すところは意外と多いものです。
見直し・改善には周りの仲間の協力が必要なことも多いので、コミュニケーションはとっておくとスムーズです。
また、毎日平均的に仕事ができると予定が立てやすくなるので、焦る可能性をかなり減らすことができます。焦ることがなくなれば、ミスは圧倒的に減少します。
業務改善しつつ自分の心地よいペースを掴んで、安全で効率的な仕事ができるよう進歩していきましょう。
- 安全と効率のバランスをうまく取れるように、日々の工夫が重要。
- 安全には代えられないので遅れは謝り、忙しいのは割り切る。
急いでも意外と時間は稼げない
忙しい時や遅れが出ている時、もちろん急ぎますよね?
通常より動作や移動スピードを早くして、時間をいくらでも取り戻そうと必死に頑張ります。
しかしその努力は無駄になるばかりか、大変な危険をはらんでいるのです。
急ぐ時は焦りがセットでついてきます。
焦りは集中力が増すこともありますが、注意力がどんどん失われていきます。一点に集中するあまり、周りが見えにくくなるイメージです。
最悪の場合、事故を起こして遅れどころの話ではなくなる可能性があります。
それに、急いだところで意外と時間は稼げないのが現実です。急ぐことはローリターン・ハイリスクな行為だと認識しましょう。
筆者の環境でしたら半日で20~30分、一日で50分程度が限界と感じました。
遅れは素直に謝りましょう、忙しいのは「仕方ない」と割り切りましょう、最悪の事態を回避するために。
違和感を感じたら、普段より気を引き締める
何かいつもと違うことがあった時、前触れではないですがミスに繋がる行動をしてしまいがちです。
「何か」とは例えば…
- 信号が赤信号ばかり当たってしまう
- 車のウインカー球が切れた
- 出勤前に夫婦喧嘩した
- 出勤途中で事故に遭いそうになった
このような気持ちをざわつかせる出来事は、じわじわ効いてくることも多いです。
教えてくれた先輩は「そういう日は何かあるんだよな~」と言っていました。
出来事そのものを忘れても、イライラ・ざわざわした気持ちを引きずりやすいのでミスを招くのでしょう。
何かあるかも、と気をつける
いつも同じ状況で仕事ができるとは限りません。
出勤前や始業前などに気になること・嫌なことが起こる事はありますので、そんな時は普段より一段と周りに注意して業務にあたりましょう。
まとめ
今回は大先輩から教えていただいたミスを減らす2つのコツをご紹介しました。
「このくらいは普通でしょ」と感じる方もいたかもしれません。
結局のところ「急ぐな・焦るな・何かあったら気を抜くな」がポイントになりますね。
普段の努力の積み重ねが、失敗を遠ざける大きな要因にもなります。
平和に毎日を過ごすための参考にしていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!